e型粘度計の特徴について

e型粘度計で粘度が測定できる原理を知るのであれば、まずは特徴を理解する必要があります。e型粘度計は軸を必要としないので、その部分の磨耗が少なくて耐久性が高いです。損耗部品が少なくなるので、ランニングコストもかからないですし、管理維持も簡単になるという特徴があります。ダイナミックレンジという応用ができる機能を搭載していて、さらにその広さを広げることができるマルチレンジを搭載しています。これによって測定範囲が広がり、スムーズな粘度測定が可能になります。
広い測定範囲でも安定感があるので高い再現性を維持することができます。ブログラムも段階ごとに設定することができるので、粘度測定で誤差が生まれることが無いです。手動で行う作業もありますが、基本的には自動で計算してくれるので、一度設定すれば常に確認する必要は無いです。遠隔操作が可能ですし、異常やトラブルが発生した時はブザーで知らせてくれるので安心です。

粘度が測定できる原理

e型粘度計の特徴が理解できたら、次は粘度が測定できる原理についてです。基本的にはニュートンの法則を原理としていて、流動性曲線を利用して計算します。測定液中のローターを設置して、その発生する電流をもとにして粘度を測定します。複雑なように見えますが、理論的にはシンプルで正確性が高い測定方法です。
e型粘度計で粘度が測定できる原理がわかると、粘度計を選ぶときにどこを見れば良いのか分かります。高性能でハイレベルといわれるものでも、使わない機能はたくさんあります。何が必要で、どこに力を入れているのかというのを見極めるのが非常に重要です。低粘度の液体を計るための専用のアダプタはあるのですが、あまり使用頻度は高くないです。液体の粘度は温度によって変わるので、温度管理は繊細に行う必要があります。e型粘度計は付属する部品が多く、恒温槽と組み合わせることで色々な液体を対象にすることができます。

まとめ

e型粘度計で粘度が測定できる原理が分かり、粘度計の特徴を理解すると選び方の幅が広がります。飲料や食品、調味料の中には粘度が鍵を握るようなものも多いです。そういったものの品質を安定させて、常に一定の供給を行うのであればe型粘度計が最適です。PCで粘度計をコントロールすることができるので、管理は非常に簡単です。データをパソコンに取り込みながら、画面でリアルタイムに確認することができるので常に状況を知ることができます。